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​機能訓練について

機能訓練は人間が動く、歩く、生活する等を行う上での人間の基本となる機能の訓練です。人間は病気や加齢に伴い様々な機能が低下していきます。その機能を取り戻し若い頃の動きに少しでも近づけることが今後長く安全な生活を送るカギとなります。

​動作訓練

人間の動作はより効率的、理想の動作を行うことが大切です。そこから外れてきてしまうことで多くの体力、筋力が必要となりまた、無理な動きは体の痛みの原因となってしまいます。

人間の動きは若年期は比較的理想の動きを保っていますが、年齢が進むにつれて癖や怪我の影響でその動きが崩れていってしまいます。

理想の動きを再学習することは末長く起き上がったり、立ち上がったり、歩いたりする上でとても大切となってきます。

​バランス訓練

バランスは座位や立位を保持することに重要です。立位、歩行時に転倒することで骨折等の外傷が起きるとその予後は寝たきりになってしまうことがとても多くなっています。転び辛い、また転んでも大きな衝撃を受けないことはバランス機能が大きな影響を持っています。

​それだけでなく、バランスは動作を行いやすくする(また動作での疲労をすくなくする)ことに大きく関与しています。

​バランス訓練は障害のリハビリに欠かすことのできない訓練の一つです。

感覚訓練

人間の感覚は生きていくうえで欠かせないものです。人間の感覚には触覚、圧覚、痛覚、位置覚(関節覚)等様々な感覚で守られていますが、動作をするうえでも欠かせません。

人間が動作をするときは、何か物をとる一瞬の動きの中で手を伸ばし、ずれを感じたりして修正したりを繰り返し、感じて→修正→感じて→修正 を繰り返して動作を達成しています。この感覚がくるってくると動作を達成できなくなります。

つまり動作には 運動と感覚のバランスがとても重要なカギとなります。しかし人間は年齢とともに運動(出力)の意識が強くなり、感覚(入力)が弱くなる傾向がほぼすべての人にあります。そのため年齢とともに階段でつまづいたり、体をどこかにぶつけたり、子供の運動会でお父さんが転んでしまったりというような事が増えていってしまいます。

​人間がなるべく長くいろいろな動きができるのは感覚訓練がとても大切となっていきます。

​筋力訓練

​筋力訓練はバランスが大切となってきます。筋力訓練が大切なケースもありますが、感覚と筋力は相反する面もあり、筋力をつけすぎると感覚は低下します。感覚が低下すると転倒等の原因となります。また、必要ないところに過剰に筋肉がつくとかえって動作の妨げとなります。

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